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マイホーム、住宅ローン、住宅のリフォームについて
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今、使っている家具を引越し先でも使いたいと考えていても、入らない場合、どうしますか。
新しく購入するのもいいのですが、家具をリフォームする方法があります。

高さを切り詰めるようなリフォームをしてもらえばいいのです。
実際に作業はどんなふうになされているのでしょうか。

洋服タンスの高さを17cm低くして欲しいとの依頼の例です。
構造が量販の家具では圧倒的に多いフラッシュという合板を中空に張り合わせたものになっています。
切断するために、分解が必要となるので背板からはずしていきます。
背板はステップルという、ホッチキスの大きいものと釘で取り付けられているので、これを再利用するためには、きれいに抜き取る作業をします。

天板と底板部分は、側板にダボで接合されているため、慎重に叩いて離すと5枚の板に分解できます。
高さを低くするためには側板を切断していきます。
中空構造なのでこのままでは再接合することができないため、角材を挿入して補強していきます。
さらに、再接合できるようにダボを切り捨て、ビスケットジョイントができるように切込みを入れます。

次に扉の切断をしていきます。こちらも同様に17cm切断します。
この場合、上下端は再利用で残すので、途中を切り捨てます。
枠は無垢の木材なのですが、鏡板はMDFという紙質でした。
鏡板を接合して枠に収めていき、扉を再生していきます。
枠の接合面を補強したいので、ビスケットジョイントを埋め込んでいきます。

こうして部材をそろえて、箱を再度組み立てていくことになります。
新たにビスケットジョイントを追加して強固に接合してクランプで固定します。
分解前と同じ様にステップルと釘とで背板を取り付けていくと再生できました。
作業中についた細かな傷の修復も兼ね、ワックスで仕上げ、リフォーム完了となります。

仕上がりについて依頼人の感想は、前の家で使っていた時のゆがみがなくなったことや、17cm低くしたことで背の低い方が手が届きやすく使用しやすくなったとのことです。
タンスの扉を切断したことで、扉の溝が少しずれたようになったのが残念だったようだが、下の方なのであまり目立たなくて満足されているようです。

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